レッスン内容

リトミックとは、音楽に合わせて体を動かしたり、リズムを刻んだり、音楽を聴いたりしながら、音楽を楽しむ心や自己表現の芽を育んでいきます。

人格形成や集中力や身体能力を育てるうえでも、大変有効な教育方法となっています。

感受性や豊かな表現力や想像力も育てることができます。

音感やリズム感を、親子やお友達と触れ合いながら身につけましょう!

♪ 楽しい音楽や活動を通して、いろいろな刺激を受けることができる


幼児は身体全体、頭のてっぺんから足の先までが頭脳です。見るもの聴くもの触れるもの、考えていることを体全体を使って表現することが大切なのです。体全体を使ってはじめて感じる心を育てることができます。

特に3歳までの幼児は模倣期であり、なんでも真似をして育ちます。その間はとにかく周りの大人が豊かに表現することが大切なのです。

リトミックでは、保護者の方と一緒にいろいろな音楽や活動を楽しみます。私や保護者の方が楽しくしている様子や音楽に耳を傾ける様子を見て、子供たちは楽しいということや感動するという気持ちを知ることができます。

幼児はこの時期に感じた感動を一生持ち続けます。たくさんのよろこびと感動を経験させてあげましょう。

♪ 音楽に合わせて活動することによって、集中力や思考力が育つ


リトミックは音楽に合わせて、体を動かします。音楽に合わせて体を動かすことは簡単ではなく、いろいろな能力を同時に使っています。

まずは音楽を聴くこと、次の音や動作を予測すること、動くための準備、そしてタイミングを合わせて動く、というように様々な能力が必要となります。これらを同時にするためには「集中力」「思考力」が必要となり、リトミックでは楽しいゲーム的な活動の中で意識せずに鍛えることができます。

♪ 表現力の豊かな子供に育つ


リトミック教育には即時反応表現という項目があります。見たり聴いたり触れたりすること、次にわかる理解するところまでは、実はそれほど苦労せずともできることです。しかし理解する→表現する(考えたように体を動かす、理解したことを言葉にする)ことの間には大きな壁があります。

リトミックでは見る聴く触れる~認知するまでを即時的にすることで、集中力・記憶力・反射反応能力を高め、音楽に必要な要素を無理なく体にしみこませ、そしてすぐに体を動かして表現できるように活動していきます。からだの動きは心の中の想像力を目覚めさせ、より高めてくれるので、思うことをより豊かに、思ったことを思ったように表現できる心と体を一致させていきます。

最小限の力で最大限の効果をあげられるような感覚を身に着けることが即時反応表現の狙いであり、リトミックで身に着けられることのうちの一つです。

♪ コミュニケーション能力や社会性を身に着けられる


社会性は親子関係、家族やお友達との対人関係や、コミュニケーション力、道徳性から育まれます。

リトミックでは、グループで活動するので、最初は保護者の方と、次に先生と、そして最後はお友達、という風に段階的に活動の相手を広げることができます。そうすることによって、安心して信頼関係を築き、集団で行動するためのルールや楽しさを体験できるのです。

社会性の発達においては、1対1の関係から集団へのアプローチを踏むことが重要です。

リトミックは社会性を身に着けるのに最適といえます。

♪ 保護者の方やお友達とのふれあいの中で自己肯定感や愛着心を育む


リトミックには保護者の方とお子様で取り組む活動が多く組み込まれています。日常とは少し違うかかわり方、触れ方、言葉のかけ方によって、保護者の方からの愛情や優しさを感じられる内容になっています。

まずは保護者の方と子供たちの間にある「心の絆」「親子のつながり」をリトミックを通して深め、保護者の方からの愛情をいろいろな角度から感じることによって愛着心を高め、自己肯定感を育むことができます。

保護者の方の愛情に支えられて、じょじょに先生やお友達と活動できるようになります。そしてお友達と意欲的に活動していくことにより、自分自身を大切にしようとする気持ちや自立心を育んでいきます。